中河内最大の前方後円墳「心合寺山(しおんじやま)古墳」

心合寺山(しおんじやま)古墳は、古墳時代中期の前方後円墳で、国指定の史跡です。
全長160mと中河内では最大の古墳で、国内でも有数の大きさを誇ります。
八尾市の歴史を学ぶのに最適な場所であり、お天気がいい日のお出かけ先としてもおすすめのスポットです。
ちょうど今回は快晴の日に訪れたので、写真とともに心合寺山古墳の魅力をお伝えしたいと思います!

1600年前にタイムスリップ!心合寺山古墳とは

心合寺山古墳は、2005年に1600年前の姿が再現されたものであり、当時の様子が伺える場所となっています。
復元した古墳のなかでは、国内でも非常に大きい規模の前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。
つくられたのは5世紀前半で、当時この地域一体を治めていた王の墓と考えられています。
古墳を登ると、円筒埴輪(えんとうはにわ)や、朝顔型埴輪(あさがおがたはにわ)が立ち並んでいる様子が見られます。

このように、実際に登ることができて、間近で古墳やはにわが見られることも心合寺山古墳の特徴です。

美しい景色が広がる心合寺山古墳

間近で古墳の様子が見られて当時の様子が感じられる心合寺山古墳ですが、ここの魅力は、美しい景色とのどかな雰囲気にもあります。
閑静な場所にあるため、ゆったりとした時間が流れます。

葺石もキレイに再現されていて、圧巻の景色です。
なお周囲には、西ノ山古墳や花岡山古墳など、古墳時代前期から中期にかけての古墳が造営されています。心合寺山古墳を含むこれらの古墳は、「楽音寺(がくおんじ)・大竹(おおたけ)古墳群」と称されます。

日頃の疲れも癒される場所

「古墳」というと歴史好きの人が訪れる場所のように思われがちですが、景色も美しい心合寺山古墳は、休日のお出かけにもぴったりな場所です。

広々とした場所となっており、家族や友人とのんびり過ごすのにも最適です。

敷地内には2本の桐の大木があり、春になるとうす紫色のキレイな花を咲かせています。

夏休みの自由研究にもおすすめ「しおんじやま古墳学習館」

「しおんじやま古墳学習館」が隣接しています。
学習館では、古墳の出土品が展示されており、心合寺山古墳の時代が学べます。
また、休日や長期休暇にはさまざまなワークショップやイベントが開催されています。
夏休みの自由研究のために、お子さまを連れて訪れるのもおすすめです。

しおんじやまで感じる八尾の歴史

八尾市内にはさまざまな史跡があり、歴史が感じられるスポットがたくさんありますが、心合寺山古墳は誰もが訪れやすい場所です。
歴史好きの方に限らず、「休日をのんびり過ごしたい」「自然を散策したい」といった方にもおすすめです!
敷地内にあるしおんじやま古墳学習館では、はにわ作りや勾玉(まがたま)作りなどのワークショップが開催されていることもあり、いろいろな楽しみ方ができます。
「今週末何しよう?」と悩んだときには、心合寺山古墳を訪れてみてはいかがでしょうか。

心合寺山(しおんじやま)古墳

住所:大阪府八尾市大竹5-143-2
TEL:0729-41-3114

アクセス: 近鉄大阪線「河内山本」下車
近鉄バス東花園駅前行き「大竹」バス停下車徒歩約5~7分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。