聖徳太子が本尊のお寺が!JR八尾駅から徒歩13分の「大聖勝軍寺」

今回はみなさんご存知の聖徳太子が本尊となっている「大聖勝軍寺」をご紹介します。
もう、お寺の名前からして壮大な気配を感じます。

「大聖勝軍寺」は国道25号線沿いの太子堂にあるのですが、この「太子堂」とは聖徳太子のことを指しています。ここ「太子堂」は物部守屋と激戦を繰り広げ、勝利した地だそうです。
だから「勝軍寺」なのかな。
今では平和な府道25号線の幹線道路ですが、振り返るとさまざまな歴史があるんですね!

聖徳太子の偉業って?一緒に再確認しましょう!

そもそも聖徳太子って日本史では初めの頃に名前が出てくるけれども、いったい何をした人だっけ?という方も多いはず。
私がそうです。冠位十二階やいろんな人の会話をまとめて聞けるような能力の高い人、程度で、それがどうして八尾市で祀られているのでしょうか。
少し調べてみました♪

聖徳太子は西暦574年~622年に活躍した人で、飛鳥時代となります。
推古天皇の摂政として、冠位十二階や憲法十七条を制定しましたが、大臣(おおきみ)である蘇我馬子との権力争いもあったようです。
聖徳太子は蘇我馬子の力を利用しつつも、天皇中心の政治を目指しました。

しかし、聖徳太子が亡くなると、蘇我氏の勢いは強まり、蘇我馬子の孫である蘇我入鹿が起こす「大化の改新」へと繋がっていくのです。

こちら「大聖勝軍寺」は物部守屋との争いに戦勝したことから建立され、河内三太子の一つで「下の太子」と呼ばれているそうです。
「上の太子」は南河内郡太子町の叡福寺。「中の太子」は羽曳野市の野中寺。
これら三か所が、河内における太子信仰の中核を成す寺院だそうです!

「大聖勝軍寺」の境内はこんな感じでした♪

「大聖勝軍寺」は府道25号線に面しており、八尾市の中でもトップクラスに交通量が多い場所です。
けれど境内に入ると、町中の騒音とは切り離された静かな空間が広がっており、とても身心がリラックスできました♪

こちらは平和塔です。
物部守屋像と聖徳太子像が祀られています。
敵将だった守屋尊像と太子像が敵味方の区別なく安置されており、和の心を後世に伝えているそうです。

毘沙門天を祀っている毘沙門堂がありました。
大聖勝軍寺の成り立ちを考えると戦勝祈願かな。

気になったカワイイものをパシャリ♪

地蔵が並ぶお堂にて。大阪とはいえ冬は冷えます。
お地蔵様だって温かくしないとね♪
手編みの帽子と服の色が揃っていてかわいいです。

古井戸を蓋するように鎮座するお地蔵様。
石にもたれかかって、うつらうつらしているような。
良いお天気ですからね♪

悪さをすると剣で裁かれそうな迫力があります!
何かの神様?とは思いますが、分からずでした。

おネコ様が!
おネコ様が、右端の縁側でくつろぎあそばれています!
ネコって夜行性なもので、朝から夕方ごろまでは結構ごろごろしてるんですよね~。
少し近づいてみよう。起きるかな?

むくり、と顔を持ち上げるネコ様。
警戒はしているのでしょうが、逃げるそぶりもなくゴロゴロと人馴れしていました。
伸ばしている手足がまた可愛いですね♪
まさかの癒し空間でした!

由緒正しい聖徳太子ゆかりのお寺「大聖勝軍寺」。
みなさんもお近くを通る事がありましたら、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
都会の忙しさを忘れることができますよ。
もしかするとおネコ様にも会えるかもしれません!

大聖勝軍寺
住所:大阪府八尾市太子堂3-3-16
アクセス: JR「八尾駅」から徒歩12分
電話番号:072-922-3000

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。