「鐸比古鐸比賣神社」、みなさんなんて読むのか分かりますか?
答えは「ぬでひこぬでひめじんじゃ」と読みます。読みにくい名前ですが一度聞くと忘れられないですね。
今回はこの「鐸比古鐸比賣神社」に行ってきました。
鐸比古鐸比賣神社は、柏原市の街並みが見える見晴らしの良さが魅力
生駒山地沿いに南北に走る東高野街道(旧の170号線)を八尾から柏原方面へ南下していきました。
すると、広い坂道が東の高尾山方面に見えてきます。
その坂道を登ると石階段があります。
「鐸比古鐸比賣神社」に行くためには、この石階段を歩かなくてはいけません。
かなり長い石階段ですが、運動も兼ねて歩いてみました。
石階段を登り終えると、「鐸比古鐸比賣神社」の名前が入った石碑を発見しました!
石碑は階段の途中に建っており、先にも長い階段がありました。
「鐸比古鐸比賣神社」は、まだこの階段の先のようです。
結構石階段を登るのはハードですが、あと少し頑張って登って行くと、ようやく神社の鳥居が見えてきました!
そこで神社を背に向けて後ろを振り返ってみると、とっても見晴らしの良い景色が広がっていました。
柏原市の街並みがよく見えます。
この辺りは高い建物がないため、遠くまで見渡すことができました。
いくつもの階段を登ったあとなので、とても清々しい気分になりました。
高尾山の中腹の西向きに建つ「鐸比古鐸比賣神社」。
毎年7月30日・31日にはこの辺りで夏祭りが行われ、この階段をだんじりが登り降りします。
重たいだんじりを青年団や町の人々が担ぐ姿は壮大で、見物に来る人もたくさんいるそうです。
コロナの影響でこの2年は夏祭りが開催されていませんが、見る価値は大いにあると言われており、今年こそは開催して欲しいと思います。
柏原市の歴史を物語る「鐸比古鐸比賣神社」は、創立されたのは西暦151年!
祭神は「鐸比古命」と「鐸比売命」の二柱と言われており、この人物を祭神としているのは、日本全国でもここと岡山県の和気神社のみとされているそうです。
「鐸比古鐸比賣神社」が建てられたのは、「成務天皇21年である」と言う説があります。
成務天皇21年を、西暦に直すと151年だそうです。
驚くことに、鐸比古鐸比賣神社は1800年以上も前に建てられた、ものすごく古い神社なのです!
神社の中はこのような感じです。せっかくなので、お参りをして来ました。
コロナの影響で感染症対策として鈴緒(すずお)がはずされており、ちょっと寂しい気分になりました。
しかし、こちらに来たのも何かのご縁。
コロナの収束と健康祈願をしてから、神社の様子をもう少し見て回ることにしました。
「鐸比古鐸比売神社」の周辺はハイキングコースとしてもピッタリ!
境内には絵馬も飾られていました。
赤い鳥居があるところは、稲荷社と言われており、昇龍大神、高倉稲荷大神、黒嶽稲荷大神が祀られているようです。
階段を登って鐸比古鐸比賣神社まで来たのですが、更に上の方に行くとハイキングコースとも言われる高尾山創造の森があります。
今回はかなり軽装で来たので断念しましたが、次回は高尾山創造の森にも行ってみたいと思います。
ハイキングの途中にベンチで休憩する人も多いそうです。
山腹にあるだけあって、冷たいシャキッとした空気がとても気持ちよかったです。
キレイに清掃された境内は広いので、のんびりとした雰囲気。
紅葉の時期もとても見応えがあるようなので、時期を変えてまた来てみたいなと思いました。
鐸比古鐸比賣神社
住所:大阪府柏原市大県4-6-1
アクセス:近鉄大阪線「堅下駅」から徒歩約9分(東へ約700m)
TEL:072-972-0016