八尾市にニューオープンした環境にやさしい量り売りカフェ「Ilubun」

みなさん、「バルクショップ」というものをご存じですか?

「バルクショップ」とは日本語で「量り売り店」のことで、商品を消費者が持参した容器に詰めて必要な分だけを買うことができる販売方法です。
使い捨てプラスチックや包装紙などのゴミが出ず、環境への負荷が減らせるというメリットがあります。

かつての日本ではお豆腐やお米、みそや野菜などを量り売りする町中の店舗がよく見られましたが、スーパーが全国に普及したことで包装された商品を購入することが当たり前になり、量り売り店を目にする機会はとても少なくなりました。

しかし、そんな昔ながらの「量り売り」の文化が今、改めて注目を集めているのです!
今回は、「八尾」市にニューオープンした古くて新しい「バルクショップ」をご紹介します。

満を持してオープン!「八尾」市でゴミゼロがかなうバルクショップ

「Ilubun」は、2023年7月にオープンしたばかりのバルクショップです。

開店の半年ほど前から、Instagramでオープンまでの工事や準備の様子を公開していたので、私もどんなお店ができあがるのかずっと楽しみに待っていました。

完成されたお店はとってもオシャレで、白を基調とした店内は温かみがあり落ち着く空間。
キレイに陳列された棚には、たくさんの商品が置いてありました。

店内にはかわいいキッズスペースもあり、量りで遊んだり、好きなフルーツを頭にトッピングできるマフィンのかぶりものが置いてあったりと、子連れにもピッタリです。

店名の読み方は Ilubun=イルブン=要る分ということで、ゼロウェイストを目指す店主のこだわりがたっぷりと詰まったお店です。

「人にも地球にも優しい」という店主さんの想いがつまったお店

バルクショップ「Ilubun」には、グルテンフリー、ヴィーガンはもちろんのこと、オーガニック無農薬、特別栽培、フェアトレードなど、人にも地球にも優しいものだけを取り扱っています。

その種類も豊富で、量り売りコーナーにはグラノーラやナッツ、ドライフルーツといったものから、お米、米粉のパスタやマカロニ、調味料まで、幅広いジャンルの商品が並んでいます。

他にも米粉マフィンミックスや、オーガニックキャンディもありました。

置き換えが簡単な商品が多いので、今までオーガニック食品を使ったことがない人でもチャレンジしやすいですよね。

日替わりメニューとしては、グルテンフリーのマフィンや米粉パンがありました。
今後は、おばんざいも販売予定なんだとか。

また、カフェのドリンクメニューにはオーガニックのコーヒー・紅茶、100%ジュース、ジンジャーエールなどがあり、フードメニューもこれからどんどん増えそうです。

八尾市初!ゴミのでないおかいものができるおみせ

バルクショップへはその性質上「マイ容器」を持っていくことをおすすめしますが、「Ilubun」では無料の紙袋の他に店名の入ったオシャレなオリジナル容器も販売しています。

シンプルで清潔感のある容器は、手土産にもぴったり!

私はこの日、オリジナル瓶とオーガニックシリーズのALISHANシナモンパウダーを購入しました。

容器を計りに乗せた後、「要る分(Ilubun)」だけを自分でとって計っていきます。

量り売りって、大人でもワクワクしますよね!
この日はグラノーラがまだ出来上がっていなかったので、次回のお楽しみにとっておこうと思います。

本当にいいものを、要る分だけ。古くて新しいバルクショップ

今回は、昔ながらの「量り売り」という文化を消費社会に復活させ、現代風にアレンジしたバルクショップをご紹介しました。

バルクショップ「Ilubun」は、あれこれ取り入れるばかりではなく、当たり前だったものを取らないという新しい選択肢を提示してくれます。

置き換えの食習慣を広めたいという店主さんの想いがつまった、人と地球にやさしいお店。
みなさんもぜひ、量り売りでゼロウェイストなお買い物を楽しんでください!

Ilubun
住所:大阪府八尾市本町4-2-48 B-3
交通:近鉄大阪線「近鉄八尾駅」から徒歩約9分
営業時間:月〜金10:00-14:00
定休日:土日
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。