夏休みにぜひ利用したい・緑豊かな公園も併設されている「柏原市立図書館」

今回紹介したいのは、柏原市立図書館です。
JR柏原駅からも近鉄堅下駅からも近い柏原市立図書館は、2~3階が文化センターということもあり、平日もたくさんの人が利用しています。

柏原市立図書館は昭和53年5月に開館した建物なので、今年で築45年になりました。
緑豊かな公園を併設した、歴史ある図書館は柏原市民に愛される公共施設のひとつです。

夏休みにフル活用して欲しい柏原市立図書館

夏休みと言えば、「夏休みの宿題・課題」ですよね。
特に大変なのが読書感想文と自由研究ではないでしょうか?
課題図書を読んで感想文を書く、これは読書や国語が好きな子にとってはそんなに苦労をすることではないのですが、普段、本を読む習慣のない子にとってはなかなか大変な宿題のようです。

そして、夏休みの自由研究も毎年「どうしよう?」「何にしよう?」と迷いませんか?
最近は、市販の『アリの巣研究セット』や『実験セット』を使ってはいけないという学校も増えてきたそうです。

なかなか大変ですよね。
そんな時に利用していただきたいのが図書館です。

例えば、柏原市立図書館では『こども一日図書館』の企画があります。
自由研究として、図書館の仕事はどんなことをするのか体験してまとめてみるのはどうでしょうか?

そのほかに、夏休みの工作用に『貯金箱を作ろう』という企画もあるのです。
館内の児童コーナー前には、自由研究や工作の参考図書も用意されているので、ぜひ参考にして下さいね。

夏休みの児童コーナーは小さい子供さんから大人まで楽しめる

夏と言えば『怪談』はつきものですよね。
柏原市立図書館には、幽霊・おばけ・妖怪など『怖い話』の本の特集コーナーがあります。

怪談本のコーナーに置かれているぬいぐるみは、ドラえもんもリラックマも目玉おやじになっていました。
昔からの言い伝えになっている実話集から、漫画や絵本そして小説や伝説まで色々な種類のの本が揃っています。

児童コーナーの本は、赤ちゃん・幼児・小学生の1~6年の各学年などで棚が分かれているほかに、絵本のコーナーの他にも新入荷の本を紹介するコーナーもあって、『あたらしくはいったほん』のコーナーでも、季節を感じることができるんです。

自然災害の多い今、ぜひ読んでみたい『防災コーナー』の本

毎年夏になると、ニュースやワイドショー番組でも『台風何号発生・接近・上陸』という話題を毎週のように見ることになるのですが、防災の知識って「何となくわかってるつもり」というパターンが多いのではないでしょうか?
近年、毎月どこかで地震が発生し、線状降水帯という集中豪雨の現象も日本全国で発生するようになっています。
防災関連の本は、ご家族で防災について話し合うきっかけになるかも知れません。

防災コーナーのすぐそばには、柏原市の歴史がわかる郷土書籍のコーナーもありました。
自由研究で『柏原市の歴史』について調べてみるのも面白いのではないでしょうか?

中高年男性の憩いの場所・新聞、雑誌のコーナー

「新聞コーナー」に当日の新聞と過去1週間分の新聞の棚があるのですが、過去1年分は保管されているので、図書館の係員さんに聞いてみてくださいね。
朝日・産経・毎日・読売の他に日本経済新聞やスポーツ新聞、それと英字新聞も閲覧できます。

新聞コーナーの隣には雑誌コーナーもありました。

雑誌コーナーの本は、発売日の1ヶ月後からは貸出OKだそうです。

新聞・雑誌のコーナーの横にある閲覧コーナーには、毎日朝から夕方まで中高年男性が椅子に座ってゆっくり読んでおられます。

冷房完備で静かな閲覧コーナーは、気軽に色々な新聞や雑誌を読むことが出来るので、人気のスペースのようです。

誰でも自由に使えるインターネットコーナーの他WiFi環境も整っている図書館

インターネットコーナーには、2つのブースがあります。
カウンターで申し込むとすぐに使えます。
USBメモリを持参すれば、文書や資料作りにも使えます。
また、本以外にウェブサイトで調べたい場合も大いに活用出来ますね。

館内には「本の消毒器」も無料で使用可能です。
感染症や菌が気になる場合は、消毒器で本の消毒をしてから閲覧コーナーに持ち込んだり、借りて帰ると良いと思います。

夏休みは利用者が増える学習室

私もよく利用させていただいているのが学習室です。
冷房完備で広めの机が使えて静かな部屋です。
学習室を利用したい場合は、カウンターに図書カードを出して座席番号カードを貰ってから入室します。
室内は飲食禁止ですが、水筒・ペットボトル・蓋つきアルミボトルの持ち込みは大丈夫です。

学習室に入ると、テーブルに番号が貼ってありますので、カウンターで渡された番号の席を使用します。
学習室は、真剣に勉強や課題に取り組んでいる利用者さんばかりなので、家だとつい気が散ってしまったり、他のことに気を取られてしまう人にはおすすめです。
周りの利用者さんの真剣さにつられて集中力が増すこと間違いなしです。

学習室を出て向かい側にトイレがあるのですが、古い建物なのでトイレ内にはおむつ替え用のベビーベッドがありません。
でも、学習室を出て左側にはベビーベッドコーナーがあって、赤ちゃん連れのママさんも安心しておむつ替えが出来ます。

図書館に併設された公園には大きな木がたくさん!

図書館に併設されている公園には、毎日子どもたちや親子連れがたくさん訪れています。
遊具は多くないのですが、夏の間は虫かごと虫取り網持参で来られる人がたくさんいます。

真夏の日中、すべり台はかなり熱くなるので夕方から使う子が多いようです。

日陰になっている藤棚の下は、日中でも少し風が吹くと涼しいのですが、4月から5月にかけて藤の花が満開になる季節がお勧めです。

この公園と図書館の間には大きな木がたくさん植えられています。
夏は数種類のセミがいるそうで、子供たちが一生懸命虫取り網でセミを取っていました。
早朝だとカブトムシもいるそうなので、昆虫採集スポットとも言えるでしょう。

図書館の出入口は2カ所、駐車スペースも2カ所

夜間返却用のブックポストがある方の出入口を入ると、ペットボトルや牛乳パックの回収ボックスや電池・小型家電・電球の回収ボックスもあって便利です。

駐車場は2カ所あって、4台分の駐車スペースがある方に障害者等用駐車区画があります。

4台分の駐車場のすぐそばの出入口は、自動ドアになっています。
向かって右は、時間外返却ポストです。

公園の先に7台分の駐車場があります。
こちらは図書館の建物の手前を入っていくと公園に隣接した駐車場があります。

柏原市立図書館は、JRからも近鉄からも近くて便利な上に、駐車場と駐輪場も完備なのでアクセスはかなり便利です。

この柏原図書館は、開館45年ということもあり老築化が進んでいます。
空調の故障や台風や大雨の時の雨漏りなどもあり、改築も計画されているようです。
建物や設備が新しくなるのは嬉しい事なのですが、公園や木々はぜひこのまま残して欲しいものです。

柏原市立図書館
住所:大阪府大阪府柏原市上市4-1-27
アクセス:近鉄大阪線「堅下駅」から徒歩約2分・JR「柏原駅」から徒歩約3分
電話番号:072-971-0335・072-971-0336
開館時間:火~土 10:00~18:00 日祝 9:30~17:00
定休日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。