大阪府柏原市に流れる大和川。
その大和川周辺に大きく広がる「大和川河川敷公園」があります。
今回は、柏原市に住む人なら誰もが知るその大きな「大和川河川敷公園」を散歩してみました。
大きな芝生が広がる河川敷。
ここが「大和川河川敷公園」になります。!
非常に見晴らしが良く、天気が良ければかなり遠くまで見えるようです。
河川敷を上がると、そこには長く伸びる遊歩道がありました。
普段は遊歩道でジョギングや散歩をしている人が多く見られます。
柏原市の公共施設が並んでおり、とても便利な立地でもある
河川敷を上がった遊歩道横には、国道25号線が走っています。
奈良から大阪市内を繋ぐ大きな道路であり、利用する人が多く、走る車の量もとても多いそうです。
そんな国道25号線沿いには、2021年5月に新しく建てられた「柏原市役所」が見えます。
その横には、柏原市市民ホールである「リビエールホール」が建っています。
これら柏原市の中心となる公共施設が並んでおり、市民が活用することが多いのではないでしょうか。
河川敷から撮影しましたが、どちらの建物もかなり大きいなと感じました。
そして「大和川河川敷公園」では各種イベントなども多く催される文化・ふれあいの場として市民から愛される場所でもあります。
石川との合流点、柏原市役所前を中心に約1km芝生が広がるオープンなエリアです。
子どもも大人も楽しめる「大和川河川敷公園」なのです。
広大な大和川を走る近鉄道明寺線
向かいの藤井寺市と柏原市を結ぶ「近鉄道明寺線」の線路が大和川を跨ぐように建てられています。
ちょうど、線路の方を見ると電車が走っていました!
近鉄道明寺線は単線でワンマン走行、運転区間はたった2.2キロととても短い距離を走る電車なのです。
川の上を走る2両編成の小さな電車、とても風情があるように思いながら眺めていました。
あちこち歩きましたが、この日はあいにく風が強くて大和川の流れも速い様子。
毎年8月1日になると、富田林市のPLの花火が開催されますが、「大和川河川敷公園」からはとてもキレイに見えるそうです!
世界最大の規模と言われるPLの花火ですが、コロナの影響で近年は中止だそうで、残念ですね。
確かにこの位置だと大きく空に広がる花火が、よく見えるだろうなと眺めていました。
大和川の氾濫から市民を守った中甚兵衛
歩道を歩いていると、国道25号線沿いに見つけた看板。
「大和川付替記念碑公園」と書かれていました。
せっかくなので近くまで行ってみることに。
中甚兵衛と言う人の銅像を発見。
江戸時代1704年大和川の付け替えが完成。
中甚兵衛はこれに尽力した人物だそうです。
その昔大和川では何度も氾濫を繰り返し、市民を襲うことが多かったようです。
そのために大和川の流れを付け替えるという、大改修工事が行われました。
中甚兵衛による付け替え工事が市民の命を守ったのです。
その起点となったのが、柏原市だったとのこと。
大がかりな工事、しかも8ヶ月ほどのスピード工事が江戸時代に行われていたということで、今でもこの話は大切に柏原市民に引き継がれています。
日頃の忙しさから解放され、リフレッシュしたいときには大和川河川敷公園に来てみるのも良いかもしれません!
大和川河川敷公園
住所:大阪府柏原市安堂町1-30
アクセス:近鉄大阪線安堂駅より徒歩10分