近鉄大阪線の恩智駅から東へ歩くと、住宅街の先に黒い大屋根があらわれます。国の登録有形文化財、萩原家住宅を再生した古民家の茶吉庵です。
今回は、その一角にある「ゆくるカフェ」で、コーヒーとチーズケーキをいただいてきました。
神社と町並みまで一緒に楽しめる歩き方も、あわせてご紹介します。
鳥居の先に見えてくる黒い大屋根
恩智駅を降りて、坂を上るように徒歩7分ほど東へ向かいます。
道には、白壁の蔵造りと新しい住宅が交互にあらわれます。古い建物と新しい建物のバランスがよく、町全体が落ち着いて見えました。

坂の途中で目印になるのが、恩智神社の鳥居です。手前の立て看板には、「幸せを招く卯辰の社」と書かれていました。うかがった日も、鳥居をくぐって参拝していく人の姿がありました。

その向かいに、黒い大屋根の家が建っています。これが茶吉庵です。白壁と黒い板塀、道路まで張り出した瓦屋根が目印です。
参拝をすませてから、道を渡ってひと息つく。なんだかステキですね!
登録有形文化財の母屋へ
入口は、道路に面した正面ではありません。母屋の脇に回り込んだところに、桜色ののれんが下がっています。

足元の黒板には、メニューが書かれています。
ひきたて淹れたて珈琲、糀を使ったてづくりランチ、てづくりグルテンフリーのケーキ、アルコールとソフトドリンク……。期待が膨らみますね。
黒板の端には、 Since 2018.7.28 の日付が入っていました。2018年の夏から続いているお店です。

木綿問屋を営んでいた萩原家は、代々「茶屋吉兵衛」の屋号を継ぎ、周りからは「茶吉」の愛称で呼ばれてきたとのこと。その呼び名が、そのまま建物の名前になりました。
隣の看板は茶吉庵ギャラリーのもので、12:00から18:00まで開いています。
太い梁と白い土壁

のれんをくぐると、天井がぐんと高くなります。
床は板張り、テーブルは分厚い一枚板。椅子は深い赤茶の革張りです。
奥のカウンターには酒瓶が並び、頭上の黒板には日本酒ラインナップの文字。珈琲だけのお店ではないことが、この一角でわかります。

目にとまったのは、壁にかけられたクラシックギターでした。
店内に流れていたBGMも、ギターを主体にした音楽です。
席は18席。1人でカウンターに座っても、家族でテーブルを囲んでもおさまる広さでした。
ちなみに、ゆくるとは沖縄の言葉で、くつろぐ、ゆっくりするという意味だそうです。
モリンガの葉を入れた水

カウンターの端には、ガラスのウォーターサーバーとグラスが置かれていました。

お水には、モリンガの葉が入っています。水を浄化し、やわらかくしてくれるのだとか。
同じカウンターには、menu と箔押しされた冊子と、雑誌のラック。注文を決めるまでのあいだ、手を伸ばせるものがそろっています。
うぐいす色の断面。モリンガのバスクチーズケーキ

今回は、カフェラテとモリンガのバスクチーズケーキのセット(1,210円)を頼みました。
運ばれてきたのは、木のトレーにのった1皿。
白から緑へ色の移る波形の器に、表面が濃く焼けたチーズケーキがのっています。切り口はうぐいす色をしています。
横にはアイスクリームがひとすくい添えられていました。

甘さはほどよく、するりと食べられます。重たさがないので、フォークが止まりませんでした。あっという間に食べ終えてしまったほどです。
添えられたアイスクリームは、単体で食べてもよいのですが、ケーキと一緒に口に運んでみるのがおすすめです。看板にてづくりグルテンフリーのケーキとあったとおり、粉に頼らない生地の軽さがそのまま残っていました。
2層に分かれたアイスカフェラテ

セットのカフェラテは、氷の入ったグラスで届きました。
下にミルク、上にコーヒーの2層に分かれ、紙のストローがさしてあります。ケーキの甘さとよく合い、セットで正解でした。
珈琲は古民家をイメージしてブレンドしたもので、マイルド、ストロング、オーガニックの3種類から選べるそうです。
営業は11:00から17:00まで。定休日は火曜日で、そのほかに休みが入る日もあります。ギャラリーが開くのは12:00からだそう。
駐車場は茶吉庵の無料駐車場を使えますが、台数に限りがあります。恩智駅から歩いても7分ほどなので、歩きがおすすめですよ。
次は玉ねぎ麹のスパイスカレーを頼んで、ギャラリーが開く時間から、ゆっくり腰をすえてみたいと思います。
ぜひ、ゆくるカフェでほっと一息してみてくださいね。
ゆくるカフェ(ゆくるかふぇ)
住所:大阪府八尾市恩智中町3丁目1番地
アクセス:近鉄大阪線「恩智駅」から徒歩約7分
TEL:090-3051-4426
営業時間:11:00-17:00
定休日:火曜日、不定休
※HPをご覧ください
駐車場:あり(台数に限りあり)


















