大阪の都心からわずか20kmほどの距離にある柏原市。
緑の山に囲まれ、豊かな大和川の流れなど、多彩な自然環境に恵まれた大阪府中河内地区に位置する都市です。ブドウ畑が多く、夏から秋にかけてはブドウ狩りに来る人で賑わいます。
山地に囲まれているのは柏原市の東方向に集中していますが、西方向はほぼ住宅街となっています。
そんな柏原市の西方向に「大正」と呼ばれる地区があります。「大正」地区は、歴史の古い地区として栄え、夏にはだんじり祭りが毎年開催されているようです。
そんな「大正」地区に、「大正公園」と呼ばれる公園を見つけました。街の中にある普通の公園なのですが、周りは住宅地のためとても静かです。
「大正公園」は昔から地域の子どもたちに愛され、平日午前中は3歳くらいまでの小さい子どもとお母さんが遊びに来ることが多いようです。
柏原市主催の子育て支援行事が行われる大正公園
「大正公園」では、柏原市主催の「公園ラリー」と言う子育て支援の行事を月に2回開催しています。
公園で遊ぶのはもちろんのこと、手遊びや紙芝居など、保育士さんが毎回内容を変えて親子で遊ぶ企画をいろいろ提供してくれます。
合間には保育士さんとお話をすることもできるので、初めての子育て、育児中の心配事などを気軽に相談することもできます。
また、公園デビューが不安なお母さんも「公園ラリー」は安心するのではないでしょうか。同じ年代の子ども同士で遊ぶことができて、親子でお友達の輪を広げることができるので、小さい子どもを持つ親御さんにもおすすめですよ。
滑り台を中心としたアスレチック遊具がある公園は柏原市では貴重!
最近はネット環境が普及し、お家でゲームを楽しむ子どもたちも増えてきていますよね。
コロナ禍になったことで、子どもたちが外で体を動かす機会自体が減ってしまっているとも聞きます。ところが、この「大正公園」は15時を過ぎたあたりから、小学校から帰った子どもたちの遊び場になっているようです。
アスレチックではさまざまな遊具があるので、いろいろな体の動きを身につけることがもできます。
運動の基本動作を、この遊具で遊びながら学ぶことができます。
「大正公園」は敷地いっぱいに、アスレチック型の遊具があります。
バランス感覚や全身の使い方を身につけることができるので、アスレチックは運動機能向上に役立つと言われています。
不安定なロープの吊り橋は、渡るだけでバランスのトレーニングになりそうですね。
長い滑り台は、子どもが大好きな遊具の一つです。
柏原市の中でも、このようにアスレチック遊具が充実している公園は少ないようです。
おしゃべりの場・憩いの場になるベンチもあります!
コロナの影響で、今はおしゃべりを楽しむ時間があまり取れないですが、「大正公園」ではベンチをしつらえたコーナーがあります。
子どもだけでなく、散歩やウォーキングの休憩時間を兼ねて、ここで一休みというのはいかがでしょうか。1つのベンチに3〜4人は座れるので、とてもゆとりがあります。
「大正公園」の近くは保育園・住宅に囲まれていて、もう少し東にいけば国道25号線があります。ですが、公園の周りは小さな道が多く、車の通りは少ないように感じます。
しばらく「大正公園」にいましたが、近隣の住民らしき人が気軽に公園に来ている様子がよく見られました。「大正公園」は地域住民の交流の場として、活用されているようです。
「大人も子どもも楽しめる憩いの場なのだな」と感じました。お天気の良い時は、「大正公園」でぜひ子どもと一緒にアスレチックで楽しんでみてはいかがでしょうか。
遠くに足を運ばなくても、こんな近くに遊具が揃った「大正公園」があるのはとても魅力的だと思います。
大正公園
住所:大阪府柏原市大正3-8-1
アクセス:JR関西本線(大和路線)柏原駅から徒歩12分