今回ご紹介するのは、藤井寺市小山のバス道、旧大阪中央環状線から一本入った住宅街にある大判焼き屋さん「nekonoashiato(ねこのあしあと)」です。
大判焼き屋さんなのに店名がなぜ「猫の足跡」なのでしょうか?疑問を抱えながらお店にお邪魔してみました。
種類豊富な大判焼き

nekonoashiatoは2022年に開業されたお店で、きれいな青色の外観が目を惹きます。
外に貼りだされているメニューには、冷やし大判焼きやチョビまるという大判焼きでは聞きなれない名前のメニューが書かれています。

通常の大判焼きのメニューもあり、その数なんと12種類。スイーツ系の餡に加え、ピザやミートソースなどの一風変わった大判焼きも用意されています。時期や日によってメニューが変わることもあるそうです。

さらに、冷やし大判焼きのメニューを確認してみると、いちご、カフェオレ、メロンなど全部で5種類も用意されています。まるでかき氷のようなフレーバーですが、すべて大判焼きのメニューです。

ケースで温められている大判焼きと冷やし大判焼きは待ち時間なしでいただけます。ひとつひとつラップで包んであるため、冷めてしまってもそのままレンジで温められます。

チョビまるは1つ5分くらいで焼き上がるとのことで、私は2つ焼いてもらうことにしました。

遊び心あふれる店内

nekonoashiatoはテイクアウトメニューのみですが、焼きあがるのを待つことができるスペースがあります。
店名のとおり、店内には猫グッズがたくさん並んでいます。お店の方にお話をうかがうと、動物全般がお好きで、つい集めてしまうのだとか。遊び心あふれるインテリアを眺めていると楽しい雰囲気が味わえるため、待っている間も退屈しません。

店名に由来する猫の足跡もあります。
購入した大判焼きをいただきます

店内では飲食することができないので、自宅に持ち帰っていただきました。まずはチョビまるからいただきます。見た目は少し小さめのどら焼きといった感じでしょうか。私はカレー味とミートソース味を注文しました。
カレー味は、辛さが控えめながらも本格的なインドカレーのような味わいです。ミートソース味もしっかりとした濃厚な味がします。どこか駄菓子のような軽い味をイメージしていたので、このクオリティには驚きました。
続いて大判焼きのピザ味とハムたまご味をいただきます。すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、大判焼きには猫の肉球型をしたかわいい焼き印が!冒頭で触れた、店名の疑問に対する答えはこちらに隠されていました。

ピザ味は、想像通りチーズがとろ〜りと主張し、先ほどご紹介したのチョビまると同様に総菜パンに近いイメージです。
ハムたまごは、名前の通りゆでたまごとハムがはいっていて、たとえるならホットサンドのような雰囲気。ただ、生地がほんのり甘いので、今まで食べたことのないような味わいでした。

そして、スイーツ系の期間限定メニュー、ずんだ味(枝豆餡)をいただきます。大判焼きでずんだ味は珍しく、思わず購入してしまいました。こちらは小倉餡の大判焼きよりもあっさりとした味わいだったので、とても食べやすかったです。

最後にいただくのは、ひやし大判焼きのカスタード味です。
こちらは大判焼きを凍らせたもの。お店の方によると、持ち帰っているあいだに溶けてしまっても少し溶けた大判焼きをひんやりと楽しめますし、再度、凍らせて食べても問題ないとのことでした。お好みに合わせて楽しめるのが魅力です。
大判焼きといえば、お祭りの出店やデパ地下、町の粉もの屋さんで見かける小倉餡やカスタードなどの定番の味しか知りませんでしたが、nekonoashiatoではさまざまな味の大判焼きが楽しめます。スイーツ系はもちろん、お惣菜系のフレーバーもおすすめです。
ちょっと変わった大判焼きを味わってみたい方は、ぜひ足を運んでみてください。
nekonoashiato
住所:大阪府藤井寺市小山新町1-21
アクセス:近鉄南大阪線「藤井寺駅」から徒歩約16分
営業時間:11:00-18:00、土曜日・祝日11:00-17:00
定休日:日曜日、不定休で休みあり
駐車場:なし