八尾駅 子どもとゆったり過ごせる「安中町5丁目公園」と「長瀬川」

子どもとのんびり散歩したり、静かに過ごせたりする場所があったらいいなと思うことありませんか。

今回は、ふと歩いているときに見つけて印象に残っていた「安中町5丁目公園」と「長瀬川」を改めて訪れてきました。

どちらも緑が豊かで、都会の喧騒から離れた落ち着いた空気が流れています。

今回は、そんな一人でのんびり過ごしたいときにも、子どもと気軽に散歩を楽しみたいときにもぴったりな安中町5丁目公園と長瀬川の魅力をご紹介します。

安中町5丁目公園までの道のり

JR八尾駅から長瀬川沿いを5分ほど歩くと、安中町5丁目公園に到着します。

川沿いには木々が並び、風に揺れる葉の音や、黄色やオレンジに色づいた紅葉に癒やされました。季節の移ろいを感じながら、のんびりと歩けます。

長瀬川にはたくさんの鯉が泳いでおり、時々、水面を跳ねる音が聞こえるのも魅力のひとつ。群れになって口をパクパクさせる姿は、思わず立ち止まって眺めたくなるほどユニークでした。

駅から公園まではほぼ一本道なので、迷う心配もなく、自然を感じながら散歩するのにおすすめなコースです。

子どもの遊び場にもぴったり!

公園内には、小さな子どもでも安心して遊べる浅い水辺があります。

この公園は、周囲より少し低い位置にあり、大雨の際には長瀬川の氾濫を防ぐために雨水を一時的にためる、遊水地としての役割があります。そのため、公園内には川の水が流れ込むよう水路が整備されています。

普段の水量はごくわずかで、深さは指の第二関節ほど。傾斜が急な場所や大きな岩なども見あたらず、比較的安全に水遊びできる環境です。

私が訪れたのは11月で、実際に遊ぶことはありませんでしたが、夏には近所の子どもたちが楽しそうに水遊びする姿が目に浮かびました。

深さがあったり流れが速かったりすると不安になりますが、この公園の水辺なら、ほかの場所より安心して見守れそうです。ベンチも複数設置されているので、近くで子どもを見守りながらゆったり過ごせます。

自然を身近に感じられる空間

豊かな緑に囲まれ、鳥さえずりが心地よく響く、落ち着いた雰囲気の安中町5丁目公園。静かな町の中にあり、風に揺れる葉の音や鳥たちの声がゆったりとした時間をつくってくれます。

園内にはスズメやハトがいて、じっとしていると数メートル先まで近づいてくることも。全体的に緑が多く、穏やかに過ごすにはぴったりの場所です。

また、周囲には桜の木が植えられており、春には満開の桜が楽しめるでしょう。

公園には、緑がアーチ状に茂る小道があり、あたりには清らかな水辺やアジサイが植えられています。

一本道を抜けた先では柵に朝顔が咲いており、小学生の頃に育てた思い出がよみがえり、どこか懐かしい気持ちになりました。

さらに、長瀬川沿いを歩いていると鶴の姿を見つけ、思わず立ち止まる場面も。近づいても逃げる様子はなく、普段あまり見かけることのない鳥を間近で観察できてとても貴重な体験でした。

地域の子どもたちと取り組む環境改善活動

長瀬川では、地域ぐるみで水辺環境を守る取り組みが続けられています。水路や周辺の清掃活動をおこなうほか、水質調査や水生植物の観察などを子どもたちと一緒に実施し、環境について学ぶ機会を設けているようです。

長瀬川は地域の農業用水路として重要な役割を担っており、ゴミがたまると田んぼへ水が流れなくなったり、水質が悪化して悪臭の原因になったりします。そこで水生植物を植えることで水質改善を図り、景観を美しく保つ工夫もされています。

実際に歩いてみると、さまざまな種類の水生植物が植えられており、地域のみなさんが丁寧に守っていることが伝わってきました。

お米や野菜を育てるためにも欠かせない長瀬川は、まさに暮らしを支える大切な存在です。

公園周辺は治安がよく、とても静かで落ち着いた雰囲気です。一人でのんびり過ごしたいときはもちろん、子どもと散歩するときにも安心して訪れられます。

周りは静かですが、木々が揺れる音や鳥のさえずりが心地よく響き、自然を身近に感じながら穏やかな時間を過ごせます。

ベンチも複数設置されているので、子どもが遊んでいる様子を近くから見守れるのもうれしいポイント。季節ごとに違った表情を見せてくれるので、またふらりと訪れたくなる、そんな穏やかな魅力がありました。

安中町5丁目公園
住所:大阪府八尾市安中町5丁目9-11
アクセス:JR大和路線「八尾駅」から徒歩約5分
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。