どこか懐かしい100年長屋を活用!ふらっと立ち寄りたくなる町の食堂「食堂ripple」|八尾市

どこか懐かしい雰囲気が残る大阪府八尾市久宝寺の100年長屋。そんな長屋をリフォームし、2021年4月にオープンしたのが、今回ご紹介する「食堂ripple(リプル)」です。

店名にもなっている「ripple」という言葉には「さざ波」という意味があり、「ゆっくりゆったり町に大きな円の輪を広げていけるような場所になるように……」という、店主の想いが込められているんだとか。

入口はまるで民家の玄関のよう。手書きのウェルカムボードには「本日のランチ」と「営業カレンダー」が書かれていました。

Instagramでも、ランチメニューや予約状況はチェックが可能。「この日にいきたい!」と思い立ったら、余裕を持って早めに予約をすることをおすすめします。

それでは、さっそく入店してみましょう。

思わず「ただいま」と言ってしまいそう!オシャレだけど落ち着く空間

店内に足を踏み入れると、「ただいま」と「おかえり」が聞こえてきそうな古民家空間が広がっていました。

古民家の昔ながらの畳や板の間が、近代的な雰囲気のインテリアとバランスよく配置され、とってもおしゃれでスタイリッシュな店内です。

キッチンの調理風景が覗けるカウンター席では、気さくな店員さんとのおしゃべりも楽しめます。

子ども連れにぴったりのお座敷もありました。事前連絡で、とてもかわいいお子様ランチを作ってくれるんだとか。この日も店内には常連だと思われるお客さんたちが、会話に花を咲かせていました。

テーブル席も3つ設置。木製のテーブルとカラフルな座布団が、かわいらしく居心地のいい空間を作り出しています。

テーブル席から窓の外に目を向けると、季節を感じられるステキな坪庭がありました。食事を待つ間もほっこりリラックスタイムが過ごせますね。

本日のランチ「チキン南蛮」を実食

今回は入店前にチェックした、本日のランチ「チキン南蛮」を注文しました。

こちらは、rippleのメニューの中でも特に人気な一品なんだそう。
運ばれてきたお盆には、お茶碗に盛られたご飯をはじめ、お味噌汁、お新香、副菜、そしてメインメニューのチキン南蛮が所狭しと乗せられています。

香ばしい香りが漂ってきます。さっそく1口頬張ってみましょう。

じゅわっとお肉がやわらかい!
一見、食べきれるかな?と思うほどのボリュームたっぷりな1皿でしたが、止まらずパクパク……気が付いたら完食していました。

大満足なランチでした。
チキン南蛮の他にも、ビビンバも人気があるんだそう。がっつりしたメニューが好まれているようですね。

清潔感のなかに古民家の面影

化粧室には、和式トイレが1つありました。
座るところが低いので子どもでも利用できそう。
古民家の懐かしさのなかにも清潔感が充分あるため、不思議なことに和式トイレまで現代的で、おしゃれな雰囲気を醸し出しています。

駐輪スペースも充実で地域に根付く空間へ

お店のすぐ近くに割と広い駐輪スペースがありました。
自転車で来店することができる、地域住民の方々の憩いの場として、「ふらっと立ち寄って貰いたい」そんなrippleの想いも垣間見えてきますね。

長い歴史をもつ100年長屋が未来の憩いの場をつくっていく

今回はランチのみの利用でしたが、時間が許すのであれば、そのままゆっくり過ごして14:00からのカフェタイムまでのんびりしてみるのもいいでしょう。100年も前から存在していた長屋が、これから先の未来の憩いの場をつくっていくなんて、とってもロマンを感じますね。

カフェメニューも充実。ふわふわのリプルカステラをいただきに、次回の来店の機会を心待ちにしています。

ぜひ、久宝寺寺内町にお越しの際は、古民家特有の憩い空間で時間の流れをゆっくり感じながら穏やかなひとときをお過ごしください。事前に、お店の空き状況をチェックするのもお忘れなく。

食堂ripple
住所:大阪府八尾市久宝寺3-8-25
アクセス:JR大和路線「久宝寺駅」徒歩約12分
営業時間:ランチ11:00-14:00 カフェ14:00-17:00
定休日:日月火水
駐車場:なし(専用駐輪場あり)
電話番号:なし(予約、問い合わせはInstagram DMにて)
HP:https://www.ripple-since2021.com

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。