近鉄八尾駅から徒歩約4分。街を歩いていると、かわいい看板のお店が目に入ります。
それが、カフェ「スタコラハウス」です。

地域にひらかれた、想いのつまった場所
スタコラハウスは、社会福祉法人ゆうとおんが運営するカフェです。福祉施設のメンバーたちがはたらく場所として、地域で親しまれています。
「通いやすく、そしてはたらきやすい場所をつくりたい」
そんな想いから、この八尾の地に誕生しました。

社会福祉法人ゆうとおんは1996年に設立。
その翌年、「外へ発信できる場所をつくりたい」という想いから、スタコラハウスがオープンしました。
以前は音楽会や映画鑑賞などのイベントもおこなわれていたそうです。
現在は開催されていませんが、店内にはその名残を感じられる楽器が飾られています。
当時のにぎやかな風景が思い浮かび、笑顔があふれていた時間が、今もこの場所に残っているように感じられました。
手しごとのぬくもりがあふれる店内
店内には、福祉施設でつくられたハンドメイドの商品やインテリアがたくさんならんでいます。
ひとつひとつがとても丁寧に作られていて、不器用な私には感心するものばかりで、その繊細さに思わずじーっと見入ってしまいました。

特に印象的だったのは、壁に飾られている大きなタペストリー。
細かな作業を何度もくり返して完成したことが伝わり、その存在感にぐっと心をひかれます。

さらに、店内には小説や雑誌などいろいろな本が並び、ゆったりとした時間を過ごせます。

香ばしい香りに包まれる、やさしいランチ時間
カフェメニューは、メインを選べるランチスタイルです。

私がうかがった日は、ハンバーグ、サーモン、あじのみりん干し、豚の味噌漬け焼きの4種類から選べました。私は、スタッフさんおすすめの「豚の味噌漬け焼き」をチョイス。
しばらく待っていると、香ばしい香りがふわっと店内に広がります。そのにおいに、思わずおなかがぐぅ〜と鳴ってしまいました(笑)。
やがてランチプレートができあがると、キッチンから
「できたよー、運んでねー」という声が。男性スタッフさんが、ていねいに料理を運んできてくれました。
そのやさしいやりとりに、こちらまでほっこりした気持ちになります。

料理をいただく前に、スタッフさんが「今日の副菜は五目豆で地味やけど……」と少し遠慮がちにひとこと。
しかし、ひとくち食べると、しいたけとごぼうのだしが効いたやさしい味が口の中に広がりました。
メインの豚のみそ漬け焼きも、香ばしさとコクがしっかりあり、よくあるしょうが焼きとはひと味違うおいしさでした。
お土産にもぴったりな手作りスイーツ

カウンターには、マドレーヌやクッキーなどの焼き菓子がずらりとならびます。
どれも手作りならではのあたたかみがあり、見ているだけでわくわくした気持ちに。テイクアウトやお土産にもぴったりで、思わずいくつか手にとりたくなります。
作り手のやさしさがあふれた空間

取材当日、ゆうとおんを立ち上げた理事長さんからお話をうかがえました。
「本棚には絵本もありますが、子ども連れでも大丈夫ですか?」とお聞きすると、「もちろん、どなたでも来てください」とやさしく答えてくださいました。
そのひとことに、この場所のあたたかさがぎゅっとつまっているように感じます。
子どもと一緒でも、ひとりでも。そして、長くこのまちに住んでいる方にとっても。どんな方でも安心して過ごせる場所。それが、スタコラハウスの魅力です。
スタコラハウスは、ただ食事をするだけの場所ではありません。人と人とのつながりや、やさしさにふれられる場所です。
「八尾には、まだこんなステキな場所があるんだ」そんな発見と、ときめきを感じさせてくれます。ぜひ一度、訪れてみてください。きっと、心がふっと軽くなる時間を過ごせます。
スタコラハウス
住所:大阪府八尾市北本町1丁目1-11 パールマンション
アクセス:近鉄大阪線「近鉄八尾駅」から徒歩約4分
営業時間:月-金 ランチ営業11:30-14:00 以降17:00までカフェ営業(L.O.16:30)
TEL:072-995-4387
定休日:土・日・祝日

















