今回ご紹介するのは、大人も子どももおなかいっぱい満足できる「まぐくる食堂(cafe KUKURU)」(以下、まぐくる食堂)です。
近鉄八尾駅から歩いて約5分の好立地

近鉄八尾駅から南へ歩いて約5分の場所に、お店はあります。

周辺の道はやや入り組んでいるので、初めて訪れる方は迷ってしまうかもしれません。
そんなときは、写真にある黄色いポストと「心」と書かれたカップの看板を目印に探してみてください。
レトロで落ち着いた雰囲気の店内

店内には黒電話やかけ時計などさまざまな小物が置かれていて、昭和レトロな雰囲気が漂っています。

少し暗めの落ち着いた照明と、心地よく流れるジャズがぴったり合っていて、ゆったりとくつろげる空間です。

もともと四軒長屋だった建物を古民家風に改築されたそうです。改装時に増設された中庭には、目にやさしい緑が広がり、かわいいカッパの置物がちょこんと座っていました。
種類豊富なランチメニューをご紹介!

こちらがランチメニューです。定食が2種類と、カレーが3種類。さらにお子様限定メニューや、要予約のおにぎらずまであり、種類の豊富さに驚きます。
どのメニューにも野菜がふんだんに使われているのが特徴です。
メニュー表を見ていると、「NEW!」の文字がパッと目に入ったので、新作のアシタカレーを注文することにしました。
アシタカレーのお味は?

こちらがアシタカレーです。つけあわせのお惣菜たちがとにかく豪華で、目を奪われました。

まずは、つけあわせからいただきます。
玉ねぎのピクルス、ピーマンとこんにゃくの煮びたし、こうじを使ったお惣菜などなど。酸味がしっかりときいていて、暑さで食欲が落ちている日でも食べられそうです。これだけでも野菜がたっぷりとれるのがうれしいポイント。
生野菜のサラダには自家製のトマトドレッシングがかかっていて、こちらもとてもおいしいです。濃厚なトマトの味と、生野菜の相性がバッチリです。このドレッシングは店内でも販売されています。
そして、いよいよメインのアシタカレー。
酸味のあとにピリッとした辛さが追いかけてきますが、その辛さは舌には残らず、さっぱりとしています。これまでのカレーでは食べたことのない新鮮な味わいです。
スープカレーのようにスプーンにごはんをのせて、カレーにひたして食べました。

トッピングの豚角煮が見当たらないと思っていたら、カレーの底に沈んでいました。大きい!
豚角煮はスプーンで軽くほぐれるほど、ほろほろでトロトロです。カレーもつけあわせも、大満足の味でした。
週替わり定食もおすすめ
週替わり定食はAとBの2種類から選べます。
取材日のA定食は鶏とニラのプルコギ風炒め、Bはかぼちゃとズッキーニのトマトクリーム煮でした。
同行した家族はAを注文しました。

週替わり定食にも野菜がたっぷりと使用されています。
ひとくち味見させてもらったプルコギ風炒めは、辛さがかなりひかえめです。定食とお子様用定食のおかずは同じなので、やさしい味つけにしてくれているのだと思います。
気になる2階のスペースを撮影させていただきました

来店時から、中央から上に伸びている階段が気になっていました。
お店の方に聞いてみると、2階には畳のスペースがあるとのこと。しかし、夏は暑く、冬は寒いという理由から、春と秋だけ解放しているそうです。
撮影の許可をいただいたので、さっそくのぼってみました。

店内の落ち着いた雰囲気と異なり、2階はとても開放的で明るい空間です。マットや座布団が複数用意されていて、赤ちゃんを寝かせることもできます。
1階とはまるで違った雰囲気で、こちらもゆったりくつろげそうでした。
お店の名前が2つある理由は?

Instagramでの店名は「cafe KUKURU」ですが、店頭の看板には「まぐくる食堂」と書かれていて、名前が異なっています。どちらが正式な名前なのかお店の方に聞いてみたところ、「どちらも」というお返事が。いったいどういうことなのでしょう。
cafe KUKURUはもともとカレーメインのお店で、旦那さん(マスター)が経営されていました。
2年前に保育園を運営していた奥さんが合流し、園児に提供していた給食をヒントに、総菜中心の定食メニューを提供するようになったそうです。閉園した保育園の名前を引き継いで、まぐくる食堂という名前が誕生したといいます。
お店では現在もマスター考案のカレーのほか、カフェメニューも楽しめます。
カフェでもあり、食堂でもある。それが現在のまぐくる食堂(cafe KUKURU)です。
自家製シロップを使用したドリンクメニューもおすすめ

まぐくる食堂ではドリンクメニューも充実しています。
Instagramで紹介されていた期間限定のクラフトコーラは残念ながら売り切れだったので、自家製ジンジャーエールを注文しました。

淡いピンク色のしょうがシロップにソーダが注がれたジンジャーエールは、見た目からも涼しさが伝わってきます。
飲んでみると、しょうがのピリッとした辛さがさわやかな味に変化していて、すっきりとした甘さでした。これはやみつきになりそうです。
まぐくる食堂の名前は沖縄弁で「真心」を意味しているそうです。奥さんの真心がこめられたおなかにやさしいメニューを、ぜひ味わってみてください。
まぐくる食堂(cafe KUKURU)
住所:大阪府八尾市東本町3-2-29
アクセス:近鉄大阪線「近鉄八尾駅」から徒歩約5分
TEL:072-989-7364
営業時間:水木金11:00-16:00(15:30LO)
土日祝11:00-17:00(16:30LO)
定休日:月・火曜日(祝日は営業)