住宅街に広がる癒しの空間!藤井寺駅から徒歩6分の「岡田園茶舗古民家カフェOrenchi(おれんち)」

藤井寺駅から商店街のアーケードを抜け、住宅街に入っていくと見えてくる、かわいらしい若草色ののぼり。今回ご紹介するのは「岡田園茶舗古民家カフェOrenchi(おれんち)」です。

ゆったりとした空気が流れる静謐な空間

白地にきれいな緑色で「茶」と書かれたのれんが爽やかな雰囲気を漂わせています。
古民家カフェということで、門をくぐり、玄関から引き戸を開けてお店にお邪魔します。

店内に足を踏み入れると、藤井寺駅から徒歩わずか6分とは思えないほど、町の喧騒から離れてお茶をいただける特別な空間が広がっています。

畳が敷き詰められたゆとりのある和室には、ソファー席が贅沢に配置されています。さらに、和の空間と調和したモダンな間接照明の明かりが落ち着いた雰囲気を演出していました。

縁側にも席が設けられており、こちらも利用することができます。訪れたのは8月でしたが、不思議と日差しがやわらかく感じられました。自然光に包まれながらお茶を楽しめるのも、この場所ならではの魅力です。

緑茶二種類を飲み比べ!

Orenchiではグリーンティーやクラフトコーラ・フジコーラ、ミント緑茶などドリンクメニューが豊富に揃っています。どれも魅力的で悩みましたが、私は5種類の緑茶から選べる二種飲み比べセットをいただきました。

今回選んだお茶は福岡県産の八女茶(やめちゃ)と鹿児島県産の知覧茶(ちらんちゃ)です。注文してしばらくすると、取っ手のない小さな急須と湯呑みを2つずつのせたおぼんが運ばれてきました。

説明書きとタイマーを渡していただき、丁寧に飲み方を教えてくださいました。一杯目は、湯呑みに注いだお湯をゆっくりと急須に注ぎ、50秒ほど蒸らしてから、一滴も残さずにいただきます。

どちらの茶葉も、普段飲んでいる煎茶とは違う、力強い旨味に驚かされました。渋みも少なく、特に知覧茶にはほんのりとお茶の甘みが感じられます。

大阪に住んでいると京都の宇治や静岡といった産地のお茶をイメージしがちですが、それらとはまったく違う個性豊かな味わいにうれしい裏切りを体感できました。

お店の方にお話しをうかがうと、昨今では若者のお茶離れが話題になることもある一方で、こちらでは若い方も積極的にお茶を注文し、楽しんでいる姿が見られるそうです。

さらに、このお茶はは3煎までおいしくいただけるとのことです。ニ煎、三煎と飲みすすめると、味わいが変わっていくのも面白い体験です。暑い日にはつい冷たい炭酸飲料に手を伸ばしがちですが、本当に喉を潤したいのであれば、熱いお茶をいただくことが一番だということがよくわかりました。

物販コーナーにはハレマチ藤井寺の商品

お店の入り口では、お茶はもちろん、さまざまな商品が販売されています。

岡田園茶舗さんの商品である無花果茶、無花果緑茶、無花果ほうじ茶は、大阪代表商品(大阪のみんなが誇れる、大阪みやげを創出するプロジェクト)にも選ばれ、藤井寺のふるさと納税の返礼品にもなっているそうです。

さらに、岡田園茶舗の代表がマネージャーを兼任されている一般社団法人ハレマチフジイデラが開発された商品も並んでいます。

ハレマチフジイデラは大阪府藤井寺市を拠点に活動するまちづくりの会社で、商品の企画、デザイン、販路開拓まで一貫しておこなっています。イベント「ハレマチビヨリ」をはじめとした、藤井寺のイマを発信するさまざまなプロジェクトを展開しているそうです。

前田製菓とのコラボ商品や、藤井寺の特産品である無花果を使用したクラフトコーラなども展開されています。

老舗ならではのおいしいお茶と癒しの空間はもちろん、藤井寺のイマも体感できる岡田園茶舗古民家カフェOrenchiにぜひ訪れてみてください。

岡田園茶舗古民家カフェOrenchi
住所:大阪府藤井寺市市岡1-8-17
アクセス:近鉄南大阪線「藤井寺駅」から徒歩約6分
TEL:072-955-0523
営業時間:10:00-18:00
定休日:日曜、月曜、祝日定休・その他当店指定日
駐車場:あり(2台)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。