ベーグルと珈琲がおいしい!八尾市の古民家カフェ「ダイドコ帖」

今回ご紹介するのは、八尾市にある「ダイドコ帖」。

地元産の安心できる食材を使い、ほとんど手作りで提供するベーグルと珈琲がおいしいお店です。
ヘルシーでこだわりの詰まった料理を楽しめるだけでなく、店内に一歩足を踏み入れると、忙しい日常を忘れさせてくれる温かみのある空間が広がっています。

住宅街に佇む隠れ家カフェ

ダイドコ帖は、築60年の古民家をリフォームして作られた小さなカフェ。お店のご主人が設計事務所も兼ねている自宅を改装し、約16年前にオープンしました。
お店は住宅街の中にあり、うっかりすると通り過ぎてしまいそうなほど控えめな佇まい。

最寄り駅は近鉄大阪線の「河内山本駅」または「高安駅」で、徒歩約15分。
店の裏手には1台分の駐車スペースがあり、看板のある「駐車場3番」を利用できます。

温かみのある店内で、ゆったりとした時間を

お店の中に入ると、天井が高く吹き抜けになっていて、開放感のある空間が広がっています。オレンジ色の電球の優しい光に包まれ、窓から見えるお庭の緑が落ち着いた雰囲気を演出。

本棚にはたくさんの本が並び、八尾市に関する書籍も置かれているので、のんびり読書しながら過ごすのもおすすめです。

また、寒い季節には煙が出にくいペレットストーブを使い、店内を暖かく保ってくれます。昔ながらの古民家を活かしたインテリアと、自然な温もりを感じられる空間で、ゆったりとした時間を過ごせますよ。

体に優しいこだわりの自家製ベーグル

一番のおすすめは、なんといっても自家製ベーグル。
昔から日本にある小麦粉と全粒粉の強力粉を使い、さらに麦みそを練り込んだ生地は、しっかりとした歯ごたえがあり、噛むほどにうまみが広がります。

日替わりでさまざまな種類のベーグルが登場するそうで、私が訪れたこの日は「黒ごまと落花生のベーグル」が提供されていました。

店内では、手作りのビスコッティやクッキー、岡山県の「alimena(アリムナ)」の無添加ジャムなども販売。卵や乳製品を使っていないため、アレルギーがあるお子さんでも安心して食べられます。テイクアウトも可能なので、ちょっとしたお土産にもぴったりですね。

ベーグルと季節のスープのセットを堪能

私が訪れたのは、平日の午後2時半ごろ。ランチの時間を過ぎても、セットメニューが注文できるのがうれしいところです。
この日のセットは、

  • さつま芋とねぎのポタージュ
  • 焼きうす揚と水菜のベーグルトーストサンド
  • りんごジャムのヨーグルト


ポタージュは、豆乳仕立てで、さつま芋と玉ねぎの優しい甘みが広がるスープでした。
ほっこりとした味わいの優しい一杯。
ベーグルサンドは、シャキシャキの水菜とうす揚げに、香ばしいごまみそマヨネーズが絶妙に絡んでいます。しっかりした噛みごたえのあるベーグルと相まって、見た目以上に満足感がありました。

りんごジャムは自家製で、ヨーグルトとの相性も抜群。マヨネーズまでも手作りというこだわりぶりに感動しました。

香り豊かな自家焙煎珈琲を味わう

セットと一緒にいただいたのは、旦那さまが自家焙煎した珈琲。
オーダー後にハンドドリップで丁寧に淹れてくださいます。

ミルクの有無に合わせて豆を選んでくれるという心遣いがうれしいポイント。
私はブラックでいただきましたが、深煎りでコクがありながらも、苦みが強すぎず、香りの奥深さに驚きました。

珈琲好きの私でも「初めて出会う味」と感じる一杯でした。苦みが苦手な方は、ミルクを入れると飲みやすくなるそうですよ。

16年続く人気の理由とは?

ダイドコ帖のベーグルは、奥さまがアメリカ・マイアミで食べた味が忘れられず、自分でも作りたいと思ったのがきっかけで生まれたそうです。
試行錯誤を重ねながら、体に優しくおいしいベーグルを作り続け、今では16年間も愛されるお店に。

訪れた日も常連のお客さんが数名いて、店主さんとお話を楽しんでいました。私も自然と会話に加わり、アットホームな雰囲気の中でゆったりとした時間を過ごせました。最近は、遠方から訪れる方やネットで見つけて来る方も増えているそうです。

季節ごとに変わるメニューも魅力のひとつ。ぜひ「ダイドコ帖」に足を運び、こだわりのベーグルと珈琲を楽しんでみてください!

ダイドコ帖
住所:大阪府八尾市山本町南8-14-5
アクセス:近鉄大阪線「河内山本駅」「高安駅」から徒歩約15分
TEL:072-926-9379
営業時間:木金:11:30-19:00
土日祝:12:00-18:00
定休日:月~水曜日、第三以前の日曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。